こんにちは。achaです。
OvalHomePlanetという小さなドライフラワーのショップを運営して暮らしています。
今回は「ハンドメイド作家の資格取得は本当に必要か?」についてシリーズで書いてみたいと思います。
…というのも、私のお店にお越し下さるお客様の中には私と同じように作家活動をしていたり、これから始めようとしていたりする方が多くいらっしゃるのですが、
ほとんどの方が

まずは資格を取らなきゃいけませんよね
とか

やっぱりどこかに習いに行かれたんでしょ?
とおっしゃることが多いですね。
実は私、そういった質問をいただくたびにちょっと驚いてしまうのです。
ハンドメイド活動を始めたり続けていくには本当に必ず誰かに教わったり資格を取らなければならないものなのでしょうか?
私自身はほとんど誰かに教わることをせず、独学で今までやってきたので、私にとってちょっと新鮮なご質問だったりします。
…逆に私がほとんど全部独学だということに驚かれることも多いですが(笑)
もちろん、独学の方が良いとか、誰かに教わった方が良いとか、どちらが良いということはありません!!
ただ、「誰かに教わるしか道がない」ということはありませんし、逆に「誰かに教わることが自分の道を狭める」ということもお伝えしたいなと思い、今回はこのテーマを選びました。
正解があるという思い込み
たくさんの作家さんが活動されているこの世界にいると、自分の知識や経験の足りなさでどうしても不安になったり自信がなくなったりしてしまいがちですよね。
私も、今でも週に1日くらいのペースで自信をなくして落ち込んでいます(笑)
そんな時、先輩方からその世界の正攻法を学ぼうとするのは至極当然で賢い選択だと思います!
しかしながら、あくまで私の意見ではありますが、
ほとんどの場合、ハンドメイドには正解というものは存在しないと思っています。
ところが、初めて新しいことに挑戦する場合、どこかにたったひとつの正解が存在していて、その通りに作らなければならないと考えてしまいがちですよね。
周囲に毎日どんどん作品を生み出している作家さんが溢れていたら、無理もないことですよね。
でも、今正解と思われていることも、突然新しい道具が売り出されたり、新しいやり方が主流になることもしばしば。
「正解」が簡単に塗り替えられる世界なんです。
そういう意味では、とても柔軟で自由な世界だと思っています。
あるのは「先人の知恵」・「王道」と呼ばれる方法
もちろん、フワラーアレンジの方法、編み物のやり方、レジンアクセサリーの作り方、レザー作品の作り方、洋服の作り方…などなど、基礎・王道と呼ばれる方法が先人たちの知恵として蓄えられているのは事実です。
さらに、キャンドルなどは特に安全面で気をつける事柄がたくさんあります。
いい加減な作り方をすると、作品を購入して使ってくださるお客様に危険が及ぶ可能性もあります。
そいうったことを防ぐためには、もちろん正しい作り方をする必要があります。
何を作る場合でも、利用者の安全を第一に考えるのは至極当然のことです。
ただ、ほとんどの場合、そういった基礎知識・先人たちの知恵はインターネットや書籍でもちゃんと手に入ります。
同じ情報が、数万円の価格で売られていたり、はたまたYouTubeではタダで見れたりするのが昨今の世の中です。
まず資格、まずスクールと考える前に、少しネットや書籍で調べてみる癖をつけると、コストが何十分の一かに削減できるかもしれません。
資格はビジネス
ハンドメイド界にあふれる資格は、ビジネスのために作り出されたものがほとんどです。そういった資格はもちろん国家資格ではありません。
資格が誕生すると、医師免許や税理士資格のように「その資格をとらなければその業務に就いてはいけない(作品を作ってはいけない)」「どんどん新しい資格を取らないとレッスンに来てくれる生徒さんを満足させられない」と錯覚させられるのも事実…!!

えっ。
じゃあ資格って無意味なの?悪いものなの?
いいえ、そんなことはありません。
かく言う私も、「flome®️アーティスト」という資格を作ってレッスンを行っています。
その上でお話しするのですが、資格にはそれぞれの存在理由があります。
国家資格でないハンドメイドの資格だからこそ
- その資格が誰のためのものなのか
- 自分が資格を取得することで誰が得する構造になっているのか
- 今後の活動が豊かなものになるか
- 今後の活動に多大な制限がかかることはないか
- 他に自分のやりたいことを実現する方法はないか
- 同じ資格を取るにも、どの先生に学ぶべきか
- 資格を取る前にすべき準備はないか
そういったことについて自分自身で深く考え、
自分に必要な資格を選択することが大切になります。
そして長い目で見た時、何十万円といった単位で自分の活動のコストパフォーマンスが変わってくるのです。
資格について詳しくはこのシリーズの別の回に書いていこうと思います!
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