e-Taxでプラス10万円の控除を受ける方法 〜ハンドメイド作家の節税〜

ハンドメイドで暮らす

こんにちは。achaです。
OvalHomePlanetという小さなドライフラワーのショップを運営して暮らしています。

確定申告の時期が近づいてきましたね。

確定申告についての基本的なことについてはこちらに詳しく書いていますので、よろしければご覧ください(^^)

今回は誰もが気になる節税のひとつについて、書いてみたいと思います。

ちなみに、この記事の内容はライターさんやデザイナーさんなど、ハンドメイド作家さん以外の個人事業主の方にも当てはまるかと思います。

ぜひとも受けたい青色申告特別控除

青色申告特別控除とは

「控除」とは、「差し引く」という意味。

所得税所得(売上から経費を差し引いた儲け分)に対してかけられます

今回取り上げる「青色申告特別控除」とは、その所得から最大65万円または55万円(山林所得の場合は10万円)を差し引くことができる制度です。

所得から差し引かれる金額が大きいほど、所得税は安くなりますね。

ただ、最大65万円または55万円と書いてあるところが今回のキモ!
最大65万円の控除を受けるためには、「青色申告」かつ「e-Tax」での申告が必要になります。
青色申告の場合でも、e-Taxでなければ55万円の控除になるので注意が必要です。

ハンドメイドで10万円分の利益を出そうと思うと、かなりの労力が必要よね

そう。
控除額が65万円になるか55万円になるかの違いは大きいですよね!
10万円分の所得をある意味「なかったことにできる」となると、
ぜひとも、可能な限り最大である65万円の控除を狙いたいところです。
(所得が55万円以上ある場合に限ります)

 

青色申告と白色申告

確定申告には白色申告青色申告の2種類があります。
オススメは断然青色申告です。青色申告にはたくさんのメリットがあるので、できれば1年目から青色申告でいけるといいと思います。

詳しくはこちらの記事にまとめています。

青色申告をするには、まず税務署に「開業届」を提出し、青色申告したい年の3月15日まで(1月16日以降に事業を開始した場合は事業開始から2ヶ月以内)に「青色申告承認申請書」を提出して申請を行う必要があります。

開業届は届出が遅れても受理してもらえますが、青色申告の申請は遅れると翌年からの適用になります。

ということで、期限内に提出できなかった場合は最初の年は白色申告、2年目から青色申告となります。
2022年2月から2021年分の申告が始まりますが、その時点で「青色申告したい!」と思って申請をしても、青色申告できるのは2022年分からということになるので注意が必要です。
…が、来年また同じことを繰り返さぬよう、ぜひ思い立ったその日にでも「開業届」「青色申告承認申請書」は提出しておきましょう。

e-Taxなんて自分にはムリ!?

最大65万円の控除を受けるためには、「青色申告」かつ「e-Tax」での申告が必要…という一文を読んで、「あームリ!」って思った方、いらっしゃいませんか?

私も数年前までは、「e-Taxとか絶対無理。紙に書いて自分で持って行こう」と思ってました。

でも、今では「紙に書いて税務署に持って行って何時間も並ぶとか絶対無理!」って思っちゃってます。

しかしながら、Googleとかで「e-Tax」って検索して出てくるあの難解すぎるオバケみたいな国税庁のサイト!
あれは私でも拒否反応出ます。。

お役所のシステムってほんとなんであんな感じなんでしょうね。
用語がわけわからないし、デザインは古臭いし、入力チェック厳しいし(全角半角とかシステム側で直せよ!みたいな)、Macへの対応がイマイチだし、あれこれ挙げるとキリがないんですが、、、

とにかく、あのサイトを極力使うことなく、e-Taxで申告することができちゃうのでご安心を!!

これからご紹介する「会計freee」や「MoneyForwardクラウド」ならスマホとマイナンバーカードだけでも簡単に申告までできちゃうんですよ。

会計ソフトからe-Taxで申告できる!

会計ソフトを使ってみよう

これまで何度か紹介してきた、会計ソフト
色々とかゆいところに手が届き、自分であれこれ調べたり(しかも合っているのか不安だったり)、電卓をたたいて計算したりする手間がなく、本業に専念しやすくなるので本当にオススメです。

パソコンが苦手でも、簿記がわからなくても、大丈夫。専門知識は不要です。
日常生活でスマホを触ったり、SNSを使ったり、ブログを読んだり…ということができる程度で全然大丈夫です。

そして、昔のように何万円もするパッケージソフトを購入してパソコンにインストールするのではなく、Webブラウザからログインするだけで使えるクラウドサービスなので、常に最新の税制に対応されているので安心です。

紙の帳簿が性に合ってるな…

という方がいらっしゃるのはもちろんわかります。

会計ソフトにも無料お試し期間があることがほとんどなので、どちらも触ってみた上で、自分がやりやすい方法を選択すればOKですね。

でも、本当にどちらも触ってみた上で、紙を選択する…という方は結構少ないんですよ。
それくらい、使い始めると手放せなくなる便利なツールです。

会計ソフトの代表的なものとして、「会計freee」「MoneyForward クラウド」「やよいの白色申告オンライン・やよいの青色申告オンライン」などがあります。

中でも私が使っているのは「会計freee」というソフトです。

freeeからのe-Tax申告

さて、私が使っている「会計freee」(今は私の事業は法人化しているので法人用のプランを使っています)には、「確定申告」というメニューがあります。

そしてなんと、このメニューを開いて○×形式の質問に答えていくだけで確定申告に必要な書類作成が可能になるんです。

これが、ほんっっとにわかりやすい✨

そして、「freeeで電子申告」を選択すれば、ガイド通りに進めるだけでe-Taxでの申告ができちゃいます!!

もちろん、わからないことがあればLINEを送る感覚でチャットで質問をすることができますよ。

個人的には、入力はパソコン版freee(web)・送信だけスマホ版freee(アプリ)で行うのが楽です♪

e-Taxに必要なもの

上記の方法でe-Taxで確定申告をするには、下記のものが必要です。

  • スマートフォン(マイナンバーカード読み取り対応の機種)またはパソコン(windowsでもMacでもOKですが、古いものだとサポート対象外のことも)
  • 会計ソフト(「会計freee」など)
  • マイナンバーカード(発行まで1か月程度。余裕を持って申請を)
  • 「マイナポータルアプリ」が利用可能なスマートフォン。またはICカードリーダライタ(PCのみ対応)。

まとめ

e-Taxでの確定申告を行えば、最大65万円の控除を受けられます。
55万円以上の所得がある場合は、ぜひe-Taxでの確定申告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今年はまだあまり利益がでていないけれど、来年はもっとがんばるぞ!とお考えの方も、ぜひ今年のうちに試してみたり、準備を始めておかれると良いかと思います。

e-Taxの必要を感じない方でも、毎月の売上や経費、利益などの管理にはぜひ一度クラウドの会計ソフトを試してみてはいかがでしょうか。

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