- こんにちは。achaです。
OvalHomePlanetという小さなドライフラワーのショップを運営して暮らしています。
さて以前、「キレイなドライフラワーの作り方 〜ハンギング法〜」の記事で
ドライフラワーの変色メカニズムなども含めて作り方を詳しくご紹介しました。
お花が劣化するスピードに勝る速さで乾燥させることで綺麗な色のままドライフラワーを作ることができるというお話です。
↑の記事では、具体的な作り方の手順をお見せしていなかったので、今回は実際にどうやって作るのかをご説明したいと思います。
※ ご注意 ※
最近、こちらの記事の内容を使った有料のドライフラワー制作講座が現れているようです。こちらでは無料で公開しているものですので、同一内容の有料講座情報にはお気をつけください。
また、この方法メーカーの推奨する使用方法とは異なりますので、あくまで自己責任でお試しください。
一万円ちょっとで完成!布団乾燥機でドライフラワー製造機
ドライフラワー作りには様々な方法があるのですが、
一番オーソドックスなのは「ハンギング法」つまりお花を逆さまに吊るして作る方法です。
先にも書きましたが、美しいドライフラワーを作るには、スピードが大切です。
今回の方法では、お花に熱を加えることで乾燥スピードを早めると同時に、お花の色を劣化させてしまう酵素の働きを弱めることができます。

酵素と熱変性は中学生の理科で習ったね!
その結果、ただ普通に何日もお花を吊るして乾かすよりも数倍キレイなドライフラワーに仕上がるのです。
ドライフラワー用のプロ用乾燥機は10万円以上するものがほとんど。
また、現在は流通しているものがほとんどありません。
でも、この方法ならご家庭にあるものの組み合わせでプロ並みの仕上がりになるのです。
※ ご注意
この方法メーカーの推奨する使用方法とは異なりますので、あくまで自己責任でお試しください。
お花の葉を取り、水上げしてお花を元気にする
買ってきたお花はそのまま乾燥させるのでなく、水上げを行なって元気な状態に戻します。
その際、葉が不要であれば取り除いてしまいます。
こうすることでお水が効率良くお花に届きます。
水上げの時に私が使っているのは、クリザールプロフェッショナル2です。
これは一般販売されているクリザールに比べ、とても優れた切花の鮮度保持剤です。
切り花の水揚げを促進し、必要な栄養を与え鮮度を保ってくれます。
また、バケツやコンテナの生け水を清潔に保ち、バクテリアの増殖を防いでくれます。
そして、このクリザールプロフェッショナル2は乾燥中にも効果を発揮します!
ただの水道水を吸水させた時よりもお花の劣化が遅くなるため、よりキレイに仕上がるのです。
お花を吊るすための場所を準備する
次に、お花を吊るす場所を準備していきましょう。
ここで準備するのは下記の3点です。
1, ピンチハンガー
2, 布団乾燥機
パナソニック ふとん乾燥機 FD-F06A7-A ブルーシルバー(1台)
3, 衣類乾燥袋
この3つを組み合わせて使います。
ピンチハンガーに衣類乾燥袋をかけ、下の穴に布団乾燥機を接続します。


お花を吊るす
ここに水揚げ済みのお花を吊るしていきます。
できるだけ1本ずつバラバラにして吊るすようにします。
こうすることでお花が早く乾きます。
贈り物の花束をドライフラワーにする時も、バラしてから吊るすようにすると良いですね。
布団乾燥機のスイッチをONにする
布団乾燥機のスイッチをONにし、MAXの時間に設定します。
ここだけの話ですが、私はこのタイマーが動かないようにガムテープで固定して、何時間も継続して運転するようにしちゃっています。真似しないでくださいね(笑)
これでタイマーが切れるまで待ちます。
おそらく1回では乾かないので、何回かタイマーを回して繰り返します。
お花がパリパリになったら完成
お花がだんだんとくしゃくしゃに縮んでドライフラワーにらしくなっていきます。
パリパリに仕上がったら完成です。
乾燥前より色が濃く引き締まりましたね。
こうなることで色持ちも良くなります。
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